働く女性の多くがストレスで悩んでいますが、子育て中のママだからこその悩みを抱えている人も少なくありません。
むしろ、子育て中に仕事を持っているママの方がストレスは重いといえます。
実際、アメリカで行われた研究発表ではこんなデータがありました。
精神的な仕事
アメリカで行われた研究の内容は、アメリカ中流階級の人たちがどうやって仕事と家庭のバランスをとっているかを調べたもの。
対象の人たちに対して、その日の経験や感じた感情を一週間続けて書き記してもらったのです。
一週間後にで結果は、働くママは働くパパに対して5時間も多く精神労働をしていたのでした。
イクメンが増えてきたものの、まだまだ家庭のことを自分の責任のように考えるパパばかりではないということです。
ママは働きつつも、家庭の心配や子どもに対する気がかりを持っているのでストレスが重くなるのです。
実際に作業をしているだけがストレスとなるだけではなく気にかけている時間そのものがストレスになっています。
家庭に対する責任を感じてしまう
家庭は夫婦のものなので家事は協力して行うのが理想とするママは多いでしょう。
最近では家事を手伝ってくれるパパも増えてきています。
ママも家庭のことだけでなく仕事を持つのであれば、家事の分担は必然です。
育児についてもそれは同じで、もしパパとママの収入が近かったとしたら平等に分担しても文句はないはず。
それでもいつの間にかママに家事と育児の責任を持たせていることが多いのです。
すると仕事をしているときでも責任のある子どものことについては頭から離れることができず、常に心配にさらされてしまいます。
また、仕事のスケジュールを組むときにもママは家庭や子どもの予定を融通した上で行わなくてはなりません。
そうなると、パパがほぼ自由に仕事関連の予定を組み入れるのに対しママはかなりのストレスを抱えつつ予定を立てることになります。
それから例えば子どもが熱を出して保育園に預けられないとなったら、「ママが欠勤せざるを得ない」と考えるパパは多いでしょう。
こういったことからもパパは「自分の責任ではない」と思っている部分があるのです。
世の中では男性の育児休業取得の推進やママが働きやすい環境づくりが叫ばれていますが、パパには育児に対する責任感もあるイクメンになってほしいですね。